2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
世の中はなにか常なるあすか川昨日(きのふ)の淵ぞ今日は瀬になる
夕顔や女子(をなご)の肌の見ゆる時
世の中をかくいひいひのはてはてはいかにやいかにならむとすらん
牡丹散て打かさなりぬ二三片
さく花を尋ねてゆけばいつよりか去年(こぞ)こし道にみちはなりきぬ
湖の水まさりけり五月雨(さつきあめ)
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山嵐をあらしといふらむ
目には青葉山郭公初鰹
ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
あきたつとおもふ心が秋かいの
人の親の心はやみにあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな
世の中は三日見ぬ間に桜かな
世のなかの憂きはいまこそうれしけれ思ひ知らずはいとはましやは
やぶ入の寝るやひとりの親の側(そば)
忘れてはうちなげかるる夕べかなわれのみ知りてすぐる月日を
梅一輪一輪ほどの暖かさ
あす知らぬわが身と思へど暮れぬまのけふは人こそかなしかりけれ
手にとるなやはり野におけ蓮花草
長らへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき
大の字に寝て涼しさよ淋しさよ
五月(さつき)まつ花橘の香(か)をかげば昔の人の袖の香ぞする
象潟(きさがた)や雨に西施がねぶの花
とどめおきて誰(たれ)をあはれとおもふらん子はまさるらん子はまさりけり
雪の朝二の字二の字の下駄のあと