2010-05-10から1日間の記事一覧

(西行)

うなゐ子(こ)がすさみにならす麦笛のこゑにおどろく夏の昼臥(ぶ)し 幼な子がたわむれに鳴らす麦笛の音色に、ふっと目ざめた夏の午後のなつかしさよ

(鶴屋南北『桜姫東文章』)

これも誰(たれ)ゆえ 桜姫 こうした次第になるのも桜姫ゆえである。