2010-05-18から1日間の記事一覧

(長谷川伸『瞼の母』)

俺(おら)あ、かう上下(うえした)の瞼を合せ、ぢッと考へてりやあ、逢はねえ昔のおッかさんの俤(おもかげ)が出てくるんだ――それでいいんだ。逢ひたくなつたら俺あ、眼をつぶらうよ

(近松門左衛門『生玉心中』)

人の親には病となるも子の心 薬となるも子の心 (とかく)人の親には病気のもとになるのも子の心であり、薬となるのも子の心である