2010-07-04から1日間の記事一覧

(坪内逍遥『桐一葉』)

我が名に因(ちな)む庭前(ていぜん)の梧桐(ごとう)悉(ことごと)く揺落なし、蕭條(しょうじょう)たる天地(てんち)の秋……アヽ、有情も洩れぬ栄枯盛衰、是非もなき定めぢやなア

(井原西鶴『新可笑記』)

天のなせるわざはひは避くべし。自らなせる罪は避くべからず。 天災は避けることができても、自分自身が作った罪は、それからのがれることはできない