根笹に霰(あられ)と召されしは、花の袂が触(さわ)らば落ちよとこれを読む。恋を七つに分けられたり。見る恋、聞く恋、語る恋、会うての恋に別るる恋、壁に隔たりて忍び恋、雲に懸橋(かけはし)中(なか)絶えて、忍ばぬ恋という。
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