2011-03-24から1日間の記事一覧

カミュ「不条理な創造」(清水徹 訳)

だれもが、自分自身の現実を模倣し、反復し、再創造しようと試みる。そして、ぼくらはつねに、結局は、ぼくらにとってのさまざまな真理を、自分の顔とするにいたる。芸術創造とは偉大な物真似なのだ。

カミュ「不条理な創造」(清水徹 訳)

創造するとは二度生きることだ。

カミュ「不条理な人間」(清水徹 訳)

ひとは、口に出して語ることによってよりも、口に出さずにおくことによって、いっそうそのひと自体である。

カミュ「不条理な論証」(清水徹 訳)

まったく教訓的だと思えるひとつの明々白々たる事実がある。人間はつねに自分が真実と認めたもののとりことなってしまうということだ。なにかをひとたび真実と認めてしまうと、人間はなかなかそれから自由になれない。