2011-05-28から1日間の記事一覧
われわれが愛するものに対して勇気がもてるのは、いっそう愛さなくなった時である。
人は孤独のなかから、性格を除いたあらゆるものを得ることができる。
人間は、自分の気質即ち魂を思うままにえらびとれないように、自分以上の役割はやれないものである。
恋が与えることのできる最大の幸福は、はじめて愛する女の手を握ることである。 これと反対に、色ごとの幸福は、はるかに現実的で、いっそう冗談の的にされやすい。
涙は極端な微笑なのである。
羞恥心の不都合な点は、たえず嘘をつかせることである。
我々は、それぞれ自分が真実だと思うことを勝手に書きつけて、その隣人を否認している。
私は、一つの真理をしるしたと思う時、一つの溜息を書きつけたにすぎないのではないかと思って、いつも心配だ。