2011-07-24から1日間の記事一覧

安部公房『第四間氷期』

人間はただ、存在するというだけで、もう義務を負わせられるべきものなのか?……そうかもしれないとも思う、親子喧嘩で裁くのはいつも子供のほうにきまっている……たぶん、意図の如何にかかわらず、つくった者が、つくりだされた者に裁かれるというのが、現実…

安部公房『第四間氷期』

知るという言葉の正しい意味は、秩序や法則を見ることなどではなしに、むしろ混沌を見ることだったのだろうか……?

安部公房『第四間氷期』

「いまも、こんな無駄口をききながら、ぼくらは人殺しをしているのかもしれないぞ」

安部公房『第四間氷期』

政治というやつは、逃げようとすればするほどからみついてくる、蜘蛛の糸みたいなものだ。