2012-03-23から1日間の記事一覧

寺山修司『対論 四角いジャングル』

寺山 量というものはものすごく恐ろしいもんで、これはある意味では体制の権力なるものよりも、もっと恐ろしい。

寺山修司『対論 四角いジャングル』

寺山 神の問題、絶対者の問題というのを受け取り手の精神の問題だけで語ってきた日本の浪曼派的な一種の精神主義的な志向のほかに、権力というものの問題がある。神というのは権力だからね。

寺山修司『対論 四角いジャングル』

寺山 「体制」という言葉を、ただ国家権力だけと考えると危険なんで、シャツの着方とか、百メートルを何秒で走れるとか、生活のさまざまの秩序もまた体制ではないか。