2012-04-04から1日間の記事一覧

鈴木牧之『北越雪譜』

暖地の人(ひと)花の散(ちる)に比(くらべ)て美賞する雪吹(ふゞき)と其(その)異(ことなる)こと、潮干(しほひ)に遊びて楽(たのしむ)と洪濤(つなみ)に溺て苦(くるしむ)との如し。雪国の難儀暖地の人おもひはかるべし。

兼好法師『徒然草』

己(おの)が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強ひて励むは、己れが誤りなり。