2012-05-02から1日間の記事一覧

菅茶山「冬夜の読書」

雪は山堂を擁して樹影深し 檐鈴(えんれい) 動かず 夜(よる)沈沈 閑かに乱帙(らんちつ)を収めて疑義を思う 一穂の青灯 万古の心 *檐鈴 軒につるした風鈴 *乱帙 帙からとり出して散らかした書物

川端康成『雪国』

なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでもなつかしいのね。忘れないのね。別れたあとってそうらしいわ。