2012-08-02から1日間の記事一覧

和辻哲郎『古寺巡礼』

奇妙なことかも知れぬが、腕のとれた彫刻などでも、あまりに近くへよると、不思議な生気を感じて、思わずたじたじとすることがある。

岡倉覚三『茶の本』

おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。