2012-09-14から1日間の記事一覧

タキトゥス『年代記』

私は古今の歴史を繰り返して熟考すればするほど、ますますはっきりと、人間事象のすみずみまで、人間の真剣な努力をすべて嘲笑するむら気が、滲透しているのを感じてくる。

プレハーノフ『歴史における個人の役割』

女好きの弱さをもっていたのが王でなくて、王の料理番か馬丁(ばてい)だったら、それは歴史的な意義をなにももたなかっただろう。あきらかに、問題は、弱さにあるのではなくて、その弱さをもった人間の社会的地位にある。