2012-10-21から1日間の記事一覧

パウル・クレー『クレーの日記』(南原実 訳)

色は、私を捉えた。自分のほうから色を探し求めるまでもない。私には、よくわかる。色は、私を永遠に捉えたのだ。私と色とは一体だ――これこそ幸福なひとときでなくて何であろうか。私は、絵描きなのだ。(一九一四年四月一六日)

『ブッダのことば(スッタニパータ)』(中村元 訳)

いかなる生物生類(いきものしょうるい)であっても、怯えているものでも強剛なものでも、悉く、長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、粗大なものでも、目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むもので…