2012-12-31から1日間の記事一覧

ラッセル『ラッセル 幸福論』(安藤貞雄 訳)

義務感は、仕事においては有用であるが、人間関係ではおぞましいものである。人びとの望みは、人に好かれることであって、忍耐とあきらめをもって我慢してもらうことではない。たくさんの人びとを自発的に、努力しないで好きになれることは、あるいは個人の…

フランシス・ベーコン『ベーコン随想集』(渡辺義雄 訳)

ある書物はちょっと味わってみるべきであり、他の書物は呑み込むべきであり、少しばかりの書物がよく嚙んで消化すべきものである。すなわち、ある書物はほんの一部だけ読むべきであり、他の書物は読むべきではあるが、念入りにしなくてよく、少しばかりの書…