2014-05-22から1日間の記事一覧

ニーチェ『ツァラトゥストラはこう語った』

高貴な魂たちの流儀はこうである。すなわち彼らは、なにものもただで手に入れようとは思わない。ましてや人生をただで手に入れようとは思わない。 ※太字は出典では傍点

ニーチェ「遺された断想」

肝心なのは先に立って歩くことではない(――そんなことをしてもせいぜい牧人にしか、すなわち畜群にとって最も必要なものにしかなれない)。肝心なのは独りで歩くことができるということ、人とは違っていることができるということだ。 ※太字は出典では傍点

ことわざ

言葉に打たれぬ者は,杖で打っても効き目がない.

ソポクレス『アキレウスを愛する男たち』

氷をつかんだ子供――輝く霜のおりるころ,子供たちが固い氷を両手につかむ……しまいには,冷たくて持っていられない.とはいうものの,手放すのもいやだ.

ピンダロス『ピュティア祝勝歌』

好機は人間に対して短い物差しをもつ. (これは,好機とはつかの間のものだという教えらしい.だから人はしばしば,好機が去ったあとになってはじめて,あれは好機だったのだと知ることになる.)