ゲーテ「地質学について、警句的」

なぜ私は結局最も好んで自然と交わるかというに、自然は常に正しく、誤りは専ら私の方にあるからである。これに反し、人間と交渉すると、彼らが誤り、私が誤り、更に彼らが誤るというふうに続いて行って、決着するところがない。これにひきかえ、自然に順応することができれば、事はすべておのずからにしてなるのである。