井伊直弼『茶湯一会集』

独座観念


*茶の会席で、客の退室したあとの亭主の心得。炉前に独座して、今日の一期一会に思いを至すべきことを述べ、「此時寂莫として、打語ふものとては、釜一口のみにして外に物なし、誠に自得せざればいたりがたき境介なり」と結んでいる。