2012-03-26 寺山修司『月蝕機関説』 引用 だが、現代人は「生者だけが死を所有できる」ということを知っている。死者が生者にまといつきつつ憑依的に現出するということなどはない。死を媒介にして、生者が生者にまといつくのである。 死は生者の相互主観の産物である。