道元『正法眼蔵』

修行の彼岸に到るべしと思うことなかれ。彼岸に修行あるがゆえに。修行すれば彼岸到(とう)なり。
〈解釈〉修行して、その結果、悟りの彼岸に到るのだ、と考えてはならない。なぜなら、彼岸に着いても修行があるからだ。修行を続けていくということが彼岸に到着していることなのだ。