「堯戒(げうかい)」(「『古詩源』 古逸」より)(抄) (内田泉之助)
戰戰慄慄として、日に一日を謹しめ。
人は山に躓くこと莫くして、垤に躓く。
せんせんりつりつとして、ひにいちにちをつつしめ。
ひとはやまにつまづくことなくして、てつにつまづく。
戰戰慄慄 日謹一日
人莫躓于山 而躓于垤
人はおそれおののいて、一日一日をつつしまねばならぬ。山につまずかないものが、かえって蟻つかにつまずく、小事とて油断はならぬ。
戰戰慄慄として、日に一日を謹しめ。
人は山に躓くこと莫くして、垤に躓く。
せんせんりつりつとして、ひにいちにちをつつしめ。
ひとはやまにつまづくことなくして、てつにつまづく。
戰戰慄慄 日謹一日
人莫躓于山 而躓于垤
人はおそれおののいて、一日一日をつつしまねばならぬ。山につまずかないものが、かえって蟻つかにつまずく、小事とて油断はならぬ。