2008-02-06から1日間の記事一覧

パウル・ツェラン

「上には 音もなく」(抄)(川村二郎 訳) (語れ 泉を 語れ 泉の花冠を 泉の車輪を 泉の室(むろ)を――語れ 数え語れよ 時計もまた それもまた 走りさり 動きをとめるのだ 水 なんという ことば ぼくらはきみを理解する 生よ) 「賛美歌」(抄)(川村二郎 訳…

中島梓『コミュニケーション不全症候群』

ある人が苦しむのは苦しむことができたからであり、それはとても大きな祝福でさえありうるのだ――その人が自分が苦しんだということを認めることが出来さえすれば。