2008-02-07から1日間の記事一覧

ニカノール・パラ「当人の独白」(抄)(内田吉彦 訳)

わたしがその当人です しかしだめです わたしは自分のしていることに飽きてし まったのです

山田太一『逃げていく街』

考えてみれば、観客の現実とたちまち照合され、そのリアリティを問われること、家庭劇に比べられるものはない。作者の現実観の甘さが、もっとも露呈しやすいのが家庭劇である。 それは一方で観客の現実観をもためすのであって、ある年代に歓迎された家庭劇の…