2008-02-11から1日間の記事一覧

ローベルト・ヴァルザー(川村二郎 訳)

「輪舞」(抄) ・希求や欲望や最終的にはつねに能力と一致する、そして一年として人間は、自分におよそどれほどのことができるか、感じないですませることはない。 ・人はみな、どれほど深く、どれほどはげしく、自分自身をいつくしみ愛さなくてはならない…

神谷美恵子『生きがいについて』

ほんとうに生きている、という感じをもつためには、生の流れはあまりになめらかであるよりはそこに多少の抵抗感が必要であった。したがって生きるのに努力を要する時間、生きるのが苦しい時間のほうがかえって生存充実感を強めることが少なくない。ただしそ…