2008-02-15から1日間の記事一覧

ニコス・ガッツォス「アモルゴス」(抄)(池澤夏樹 訳)

・笑うな泣くな喜ぶな 鈴懸を植える時のように意味もなく靴紐を締めるな なによりも「運命」となるな ・しかしこのぬかった岸辺に道はただ一すじしかない 人を欺く一すじの道 そこをおまえは行かねばならない 時が追いつく前に血の中に身を浸さなくてはなら…

ロラン・バルト『テクストの快楽』(沢崎浩平 訳)

しかし、快楽に作用するのは暴力ではない。破壊は快楽には関係がない。快楽が欲するのは忘我の場である。