2008-04-25から1日間の記事一覧

カント『実践理性批判』(波多野精一・宮本和吉・篠田英雄 訳)

ここに二つの物がある、それは――我々がその物を思念すること長くかつしばしばなるにつれて、常にいや増す新たな感嘆と畏敬の念とをもって我々の心を余すところなく充足する、すなわち私の上なる星をちりばめた空と私のうちなる道徳的法則である。 ※太字は出…

杜甫「秋雨の歎 三首(しううのたん さんしゅ;秋雨歎 三首)」その一(全) (目加田誠)

雨中 百草 秋爛死す 階下の決明 顔色鮮なり 著葉滿枝 翠羽蓋 開花無數 黄金錢 凉風蕭蕭として汝を吹くこと急なり 恐くは汝が時に後れて獨立し難からむことを 堂上の書生 空しく白頭 風に臨んで三たび馨香を嗅いで泣く うちゅう ひゃくさう あきらんしす かい…