カント『実践理性批判』(波多野精一・宮本和吉・篠田英雄 訳)

ここに二つの物がある、それは――我々がその物を思念すること長くかつしばしばなるにつれて、常にいや増す新たな感嘆と畏敬の念とをもって我々の心を余すところなく充足する、すなわち私の上なる星をちりばめた空と私のうちなる道徳的法則である。

   ※太字は出典では傍点