2008-04-28から1日間の記事一覧

中上健次『千年の愉楽』

何をやってもよい、そこにおまえが在るだけでよい

魚玄機「鄰の女に贈る(となりのおんなにおくる;贈鄰女)」(全) (辛島驍)

日を羞ぢて 羅袖を遮り、 春を愁ひて 起妝に懶し。 無價の寶を 求むることは易きも、 有心の郎を 得ることは難し。 枕上 潛に 涙を垂れ、 花間 暗に 腸を斷つ。 みづから能く 宋玉を窺ふ、 何ぞ必ずしも 王昌を恨まん。 ひをはぢて らしうをさへぎり、 はる…