2008-07-31から1日間の記事一覧

西東三鬼

算術の少年しのび泣けり夏

韓愈「秋の懷の詩十一首(あきのおもひのしじふいっしゅ;秋懷詩十一首)」(抄) (原田憲雄)

今晨 起つことを成さず 端坐して日景を盡す 蟲鳴いて 室 幽幽 月吐いて 牕 冏冏 喪ひし懷は方に迷ふが若く 浮しき念は梗を含むより劇し 塵埃 伺候するに慵く 文字 浪に馳騁す 尚ほ須く其の頑を勉むべし 王事には朝請あり こんしん たつことをなさず たんざし…