2010-04-22から1日間の記事一覧

(『虚堂録』)

壺中日月長(こちゅうじつげつながし) 壺の中はまことに狭くとても入れそうにない。ならば私達の生きている空間はどうか。こんなに広々とした天地を、壺中にいるかのように感じていないか。まあ、憂世を忘れて大らかに天地とつき合ってごらん。

(清巌宗渭)

孤雲本無心(こうんもとよりむしん) 空に浮かびただよう雲は、もとより心あって流されているのではない。而(しか)して本来の自然の法則に従っているだけである。