2010-06-17から1日間の記事一覧

(『十訓抄』)

口の虎は身を破る。舌の剣(つるぎ)は命を断つ。口をして鼻のごとくにすれば、後(のち)誤つことなし 相手を攻撃したり、傷つけるような物言いは、逆にわが身を破滅させることになる。口を鼻のようにして物を嗅ぎ分けて用心して使えば、間違いを起こすことはな…

(『大鏡』序)

おぼしきこと言はぬは、げにぞ腹ふくるる心地しける 思っていることを言わないでいると、なるほど、腹が張ったような嫌な気分がするものです。