2010-07-12から1日間の記事一覧

(二条良基『筑波問答』)

昨日と思へば今日に過ぎ、春と思へば紅葉(もみじ)に移ろふさまなどは、飛花落葉の観念もなからんや (連歌というものは)昨日と思っていると今日を過ぎ、春の(句)と思っていると紅葉の移ろうさまを詠ずるので、飛花落葉(ものごとの移ろいのはやさ、無常)…

(二条良基『連理秘抄』)

詞(ことば)は花の中に花を尋ね、玉の中に玉を求むべし 詞(ことば)というものは選ぶときは、花(洗練度の高い優雅な表現)の中にさらに美しい花を尋ね、あるいは宝玉の中にさらにすぐれた宝玉を求めるように、すべきなのである。