2010-10-20から1日間の記事一覧

説経節「山椒太夫」

三郎に、鋸が、渡る。邪慳なる三郎が、この鋸を、奪(ば)い取って、「卑怯なりや、かたがた。主(ぬし)の科(とが)をば、のたまわで、われらが科と、あるからは、のういかに、太夫殿、一期(いちご)(一生の間)申す、念仏をば、いつの用に立て給うぞ。…

説経節「山椒太夫」

熊野には新宮くわうぐう、那智に飛滝(ひろう)権現、神(かん)の蔵(くら)には十蔵(じゅうぞう)権現、滝本に千手観音、

説経節「山椒太夫」

もはや落ちよはや落ちよ。見れば心の乱るるに。