2010-12-20から1日間の記事一覧

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

写真で何か表現しようなんて、しなくていい。ちゃんと町とか路地が表現してるんだから。

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

なんだか、東京がどんどんカタカナになっていく。前は、もうちょっとひらがなが残ってたんだけどな。

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

やっぱり信号待ちはいい。みんな、何を待ってんのかね。もちろん信号変わるの待ってんだけど、でも何かを待ってんだよ。それで、そこに、その人の人生が凝縮されてさ。だから、待ってる時って、あるんだよなー、ドラマがさ。

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

雨に濡れた道って歩きたくなる。

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

信号待ってる時にこそ、人生のお話があるんだよ。その人の人生がふっとこう、来るんだね。何かに出会って写真撮るために足を止めるんじゃなくて、信号で止められた時を撮るのがいいんだ。

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

『東京猫町』でも書いたけどさ、猫がいなくなったら、町が町でなくなるよ。

荒木経惟『荒木経惟トーキョー・アルキ』

街がしゃべってくれてるんだから、写真はそれを複写するだけ。

ジョン・アップダイク「美術館と女たち」(岩元巌 訳)

その時、美術館というのは、入っていくときがいちばん素晴らしいということに気づいた

ジョン・アップダイク「美術館と女たち」(岩元巌 訳)

ぼくたちが美術館の中で探し求めるものは、教会で求めるもの――以前に味わったことのある心やすらぐ神の祝福――とは正反対のものだ。むしろ、美術館では、ぼくたちはまだ人の手に触れられていないもの、以前に誰にも気づかれなかったものを探し求める。そして…