2011-06-20から1日間の記事一覧

H.S.クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか――現代のヨブ記』(斎藤武 訳)

愛は完全無欠を賛美することではなく、欠点のある人を欠点にもかかわらず受け入れることなのです。不完全な人間を愛し受け入れることによって、私たちはより善い人間、より強い人間になっていくのです。

H.S.クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか――現代のヨブ記』(斎藤武 訳)

人生の問題を片づけながら生き続けたいと思うのなら、すべての不幸は自分の責任だという理屈に合わない感情、つまり、自分の失敗や悪い行いがすべてを招いたという思いを克服しなければなりません。自分ですべてを引き起こすほどの力は、私たちにはないので…

H.S.クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか――現代のヨブ記』(斎藤武 訳)

人生に傷ついた人にとってもっとも不幸なことは、追い討ちをかけるように自らを傷つけ、傷口を広げてしまう傾向があるということです。人から拒絶されたり、家族を失ったり、けがをしたり、運が悪かったりということだけではすまず、自分は悪い人間だからこ…

H.S.クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか――現代のヨブ記』(斎藤武 訳)

しかし、もし私たちが、神が支配していないことがらもあるのだと、見方を変えることができたとしたら、たくさんの素晴らしいことが可能になるのです。