2011-07-19から1日間の記事一覧

柄谷行人「寒山拾得考」

解釈がつくような作品はそれでおしまいである。読みかえすにも足りない。

柄谷行人「夢の世界」

子供として生きている状態と子供時代の記憶は、「夢の世界」と記憶としての夢の関係にひとしい。

柄谷行人「夢の世界」

要するに、われわれがふつう夢と呼んでいるのはすべて「事後の観察」である。夢の世界ではわれわれは文字通り夢中に生きているのであって、しかも生きていることとそれを眺めることとに何の乖離もなく生きているのだ。そこでは「在りさうもない事だけ」が起…