2011-09-23から1日間の記事一覧

ホッブズ『リヴァイアサン』(水田洋 訳)

すなわち、神はかれの天上の召使たちを名前によって区別する必要がないのであり、名前は、死すべきものたちのみじかい記憶にとってのみ、有用なのである。

ホッブズ『リヴァイアサン』(水田洋 訳)

時間と勤労が、毎日、あたらしい知識をうみだすのである。

ホッブズ『リヴァイアサン』(水田洋 訳)

そして、人間の状態は(中略)各人の各人に対する戦争の状態なのであり、このばあいに各人は、かれ自身の理性によって統治されていて、かれが利用しうるものごとで、かれの敵たちに対してかれの生命を維持するのに、かれのたすけになりえないものは、なにも…

ホッブズ『リヴァイアサン』(水田洋 訳)

人びとを平和にむかわせる諸情念は、死への恐怖であり、快適な生活に必要なものごとに対する意欲であり、それらをかれらの勤労によって獲得する希望である。そして理性は、つごうのよい平和の諸条項を示唆し、人びとはそれによって、協定へとみちびかれうる。

ホッブズ『リヴァイアサン』(水田洋 訳)

《諸政治国家のそとには、各人の各人に対する戦争がつねに存在する》これによってあきらかなのは、人びとが、かれらすべてを威圧しておく共通の権力なしに、生活しているときには、かれらは戦争とよばれる状態にあり、そういう戦争は、各人の各人に対する戦…