2012-03-24から1日間の記事一覧

寺山修司『新・書を捨てよ、町へ出よう』

私たちは、日頃何とスラスラと話していることだろうか? そして、じぶんの話すことばに何の疑いを持たずに生活していることだろうか? どもりは、吃ることで自分の言葉をもう一度、心で嚙みしめることができるが、私たちはじぶんのことばをいつも早産する。…

寺山修司『新・書を捨てよ、町へ出よう』

ぼくは戦争にはプロフェッショナルはあっても、反戦にはプロフェッショナルはない、と思っているのである。

寺山修司『新・書を捨てよ、町へ出よう』

平和でありながら戦争である状態、戦争でありながら平和である状態、この複雑さのなかにぼくたちは生きている。

寺山修司『新・書を捨てよ、町へ出よう』

もはや、戦争と平和の問題を国家を単位として考えるだけでは無効なのではないだろうか?

寺山修司『新・書を捨てよ、町へ出よう』

スターというのはファンの代理人である。ファンの「かわりに愛し」「かわりに唄い」そして「かわりに泣く」のである。 すべてのスターは、代理の情念であり代理の肉体であり、それ自体で生きるのではなくて、病んだファンの幻想のなかで生きているのだ。

寺山修司『新・書を捨てよ、町へ出よう』

人間は、敵なしでは生きられない動物である。