2012-03-29から1日間の記事一覧

寺山修司『地平線のパロール』

本来ならば、家語、村語、町語といったものと、世界語といったもののあいだにあって、国語も言語の一形態であることにとどまるべきであったが、いつのまにかあらゆる表現が国家を配給元として用いられるようになってしまった。そのために「二人語」とか「共…

寺山修司『地平線のパロール』

まだだれ一人として、地平線まで行った者はいなかったと言うのと、世界中のだれもが地平線の上に立っていると言うのと、どっちがほんとうらしくきこえるだろう?

寺山修司『地平線のパロール』

――集団は何でも政治化してしまうからな。