2012-04-01から1日間の記事一覧

寺山修司『死者の書』

えらぶ、ということは「えらばなかったものを捨てる」ということであるから、そこでは、早くも「差別」がはじまっているのである。

寺山修司『死者の書』

「平等」という言葉は、政治のレベルで用いられ、「好ききらい」という言葉は性の領域で用いられる。この二つの言葉は、実はべつべつの座標軸を持って社会化されているように思われる。人は、誰でもユートピアをイメージするときに、そこには非階級的で平等…

寺山修司『死者の書』

いま、殺人が容認されているのは、国家という単位だけなんです。国家は死刑という名の虐殺もできるし、戦争という名の大量殺人もできる。