2012-04-03から1日間の記事一覧

寺山修司『浪漫時代 寺山修司対談集』

一つは、西欧的な父親と子という図式はダイアローグのいちばん原理的な形なんですね。父親を発見するということは他者を発見するということ。ところが母と子という図式はどちらかというとモノローグであると。どこまでいってもダイアローグに高まっていかな…

寺山修司『浪漫時代 寺山修司対談集』

人は、一つの形式を通して表現する方法を獲得した瞬間から、自分自身を模倣するという習性が身についちゃうからね。

寺山修司『浪漫時代 寺山修司対談集』

ぼくはどんな偉大な作家も半分しか書くことはできないという考えかたなんです。あとの半分は読者が作るのでね。読者に想像力がなかった場合つまらない小説にしかならない。