2012-06-13から1日間の記事一覧

『アベラールとエロイーズ』

自分にへつらう者にたいして我々は好んで耳をかす。そして自分はその賞讃に当らないと反対し、またさかしき恥らいの色で面を染めながら、内心ではその賞讃にたいして喜んでいる。

セルバンテス『ドン・キホーテ』正編

「運命はな」と、ドン・キホーテ。「災難にあわせても、一方の扉をかならず開いて、救いの道をのこすのじゃ。」