2013-01-25から1日間の記事一覧

『論語』

之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。 自分の知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとする。これが知るということだ。

〔俗諺〕

「貪(たん)」字と「貧」字は同様に書く。 「貪」の字と「貧」の字とは書き方が同じようである。何もかもほしいと思う貪欲な者はすなわち貧乏な者であるというたとえ。「『貪』字は『貧』字に近し」ということわざもある。

ヘンリー・ミラー『北回帰線』(大久保康雄 訳)

ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる。 歌うからには、まず口を開かなければならぬ。一対の肺と、い…