2013-02-17から1日間の記事一覧
百年三万六千日、一日(いちじつ)須く傾くべし三百杯。 人の一生は、どれほど長く生きたとしても、せいぜい百年、三万六千日でしかない。ならば、日々必ず傾けたい、三百杯の酒。
物の暴(にわ)かに長ずる者は必ず夭折し、功の卒(にわ)かに成る者は必ず亟壊(きょくかい)す。 だしぬけに成長したものは必ず早いうちにだめになり、急に成績をあげたものは必ず早いうちに失敗する。
いまぼくを猛烈に熱中させているものが、たった一つある。それは世間の書物では省かれているすべてのものを記録することだ。なんぴとも、ぼくの理解しうるかぎりでは、われわれの生に方向と動機づけとをあたえている空気中のそれらの諸元素を利用してはいな…
ある特定の個人を書こうと思って書き始めると、いつの間にか、一つのタイプを創り出していることに気がつくが、反対にあるタイプの人間像を描き出そうとすると、できあがったものは、無というか空というか、何一つ創り出されていないことに気がつく。 それは…