2013-04-16から1日間の記事一覧

兼好『徒然草』

人にまされりと思へる人は、たとひ言葉に出でてこそ言はねども、内心にそこばくのとがあり。

徳冨蘆花『思出の記』

負けるが恐さの中立は卑怯の骨頂。

鈴木正三『反故集』

万事を露(あらわ)す許(ばかり)を以て、正直と云ふには非ざるなり。

ドストエフスキー『白痴』(木村浩 訳)

「いったい、みんなは何を心配したのでしょう? 子供にはどんなことだって話してかまわないのですよ。私はいつもおどろくのですが、一般に大人が子供を理解しないのはもちろん、両親でさえ自分の子供のことすらよく知らないんですね。まだ幼いからとか、まだ…