2013-04-28から1日間の記事一覧

徳冨蘆花『みみずのたはごと』

己(わ)が造った型に囚われ易いのが人の弱点である。

有島武郎『人間と幸福』

銘々は自分に対して、不必要な割増しか割引きかをしたがるものである。

高見順『川端康成氏の魅力』

川端康成氏を、すこし離れたところから見ていると、何か植物のような感じを受けるときがある。

ボリス・ヴィアン『日々の泡』(曾根元吉 訳)

人生でだいじなのはどんなことにも先天的な判断をすることだ。まったくの話、ひとりひとりだといつもまっとうだが大勢になると見当ちがいをやる感じだ。でも、そこから身の処し方の規則なんかひきだすのは用心して避けなければならぬ。遵守するための規則な…