2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石『書簡』(明治二十八年五月二十八日、正岡子規宛)

結婚、放蕩、読書三(さん)の者其一(そのいつ)を択(えら)むにあらざれば大抵の人は田舎に辛防は出来ぬ。

田山花袋『田舎教師』

清い理想的の生活をして自然の穏かな懐に抱かれて居ると思った田舎も矢張争闘の巷(ちまた)利慾の世である。

(No Title)

rojineko氏には何もできない。それが私と彼の関係のすべてです。明日になるとすっかり忘れてしまえるようないい話を彼には話したい。 ――Twitter @Entwurf

吉田健一『乞食王子』

大都会の真中を大概は河が流れているのは、初めは実際の必要から人間が水がある近所に集って来たのだろうが、今日では、都会での生活に幅と奥行きを与えるのにこれ以上に役立っているものはない。

北園克衛『absolute poem』(『BLUE』所収)

秋はひとつのガラスである

久保田万太郎『半日』

春というやつは、一つ間違うととめどなく寂しくなる。

(No Title)

日記を削除したことなんか、たいしたことじゃないです。 「生きて」さえいれば、日記なんかいつでもまた始められますからね。 ――sbiaco「両世界日誌」

夏目漱石『書簡』(大正三年三月二十九日、津田青楓宛)

世の中にすきな人は段々なくなります、そうして天と地と草と木が美しく見えてきます。

斎藤緑雨『弓矢神』

人は常に機会を待てども機会は遂に人を待たず。

西脇順三郎『失われた時』

永遠は淋しい