2014-03-17から1日間の記事一覧

マキアヴェッリ『君主論』

人は、自分のもちものが奪われたときよりも、父親が死んだことのほうを、早く忘れるものである。

マキアヴェッリ『君主論』

わたしは、愛されるよりも怖れられるほうが、君主にとって安全な選択であると言いたい。 なぜなら、人間には、怖れている者よりも愛している者のほうを、容赦なく傷つけるという性向があるからだ。 人間というものは、恩義の絆で結ばれている愛情などは、利…

ゲーテ「格言と反省」

人は一生のうちにしばしば述懐する。色々なことに手を出すのを避けなければならない、特に、年をとればとるほど新しい仕事につくことを避けなければならない、と。だが、そんなことを言ったって、自他を戒めたって、だめだ。年をとるということが既に、新し…

ニーチェ『教育者としてのショーペンハウアー』

誰も君のために、ほかならぬ君が人生の河を渡るための橋を造ることはできない。君ひとり以外には誰もできないのだ。確かに数えきれない小道や橋が存在するし、君をかついで河を渡してやろうというお偉方も存在する。しかしそれは君自身を代償にしての話にす…