2014-03-24から1日間の記事一覧

マキアヴェッリ『政略論』

君主は、民衆がなにか誤りを犯したとしても苦情を言うことはできない。 なぜなら民衆の犯した誤りは、統治者側の怠慢からか、そうでなくても、統治者が犯したことを、彼らもまた踏襲しているにすぎないからである。 リヴィウスは言っている。 「大衆は常に、…

ゲーテ「格言と反省」

真理はわれわれの性質に逆らい、誤りは逆らわない。しかも、きわめて簡単な理由によってである。即ち、真理は、われわれが自分を限られたものとして認識すべきことを要求するのに反し、誤りは、われわれが何らかの仕方で限られないものであるかのように、お…

ニーチェ『人間的な、あまりに人間的な』

だれでも自分を低くする者は、高くされることを望んでいる。