2014-05-28から1日間の記事一覧

ニーチェ「遺された断想」

私が戦っている相手は、経済上のオプティミズムである。このオプティミズムは、あたかも万人の出費が増大するにつれて万人の利益も必然的に増大するにちがいないかのように言う。私には実情はその正反対であるように思われる。すなわち、万人の出費はつもり…

ニーチェ『曙光』

いったい天分とは、私たちの父祖の段階のものであれ、もっと昔のものであれ、学習・経験・練習・獲得・摂取の比較的古い部分に与えられた名称以外の何であろうか! そしてまた学習する者は、天によって授けられるのではなく、自分で自分に授けるのである。 ※…

ピンダロス『ピュティア祝勝歌』

一日を限りに生きるものよ.人間とは何か,何でないのか.人間は影のみる夢.

ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者』

「何が難しいか」と問われて(タレスが)言うことに「自己を知ること」. 「何がやさしいか」と問われると,「他人に忠告すること」. 「これまでに見たものの中で珍しいのは」と問われると,「年老いた専制君主」. (万物の始めは水であると宣言したタレス…

プルタルコス『アレクサンドロス伝』

もし余がアレクサンドロスでなかったら、余はディオゲネスでありたい.